PeerCast YT49
主な変更点
- 不正なホスト情報(0.0.0.0:0/0.0.0.0:0 )が入力されると「リレーツリー」に循環が生じてJSON RPCの出力にある複数の木に同じホスト情報が載る挙動を修正。 9b803e6 ae7afe1
- RTMPサーバーに音声のないストリームが入力されると間違ったFLVヘッダーが出力されるために再生できないチャンネルになってしまっていたのを修正。 a8a9b86
- 少なくとも RasPi 上で名前引きが並列に行われると失敗を誘発するので順番に行うようにした。 e6c0623
- p@ に掲載されたプッシュ配信が見られないのを直した。 p@でプッシュ配信を立てると「IPアドレス:0」の形でTIPが載るが、ポート番号のない「IPアドレス」の形の場合と区別できなかったのでデフォルトのポート番号である 7144 が指定されたかのように、つまりチャンネルにはポートの空いたトラッカーがあるかのように振る舞っていた。この挙動を修正した。(設定でYPとしてp@を指定している場合にp@のプッシュ配信が見られるようになったということです。) 49af7e6
- RasPi などのLinux用に「サーバーサイドのプレーヤーで再生する」機能を付けました。チャンネルリストでチャンネルをクリックすると、視聴ページに移動するかわりに mpv などのプレーヤーが開きます。Windows 版には昔からあった、サーバーがプレイリストをシステムに開かせる仕組みがLinuxでも動くようにしたものです。Linuxの場合 xdg-open コマンドで .ram 拡張子のプレイリストを開きます。システムの設定によって、mpv などのプレーヤーが起動されます。RasPi ではチャンネル再生ページのvideo要素の動作に問題があったことがこの変更の動機です。チャンネルリストページの設定から、有効にできます。
- Linuxで通知を notify-send コマンドを呼び出してシステムに送る機能を付けました。peercast コマンドのオプションとして --enable-notify-send を指定すると有効になります。(RasPi の場合、デフォルトではデスクトップ環境に通知デーモンが動いていませんので、notification-daemon パッケージをインストールして、~/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart に
@/usr/lib/notification-daemon/notification-daemon
の行を追加するのがおすすめです。) - 「コンソール」機能を付けました。対話的テキストベースインターフェースです。
コンソール・コマンド
date 日付日時の表示。
echo 引数をエコーバックする。
expr HTMLテンプレート言語の式を実行する。例えば expr servMgr で servMgr 変数の内容をJSONで表示します。
get HTTP GET メソッドでリソースをダウンロードして表示。YP の index.txt のテストに使えるんじゃないでしょうか。
helo PCPハンドシェイクをリモートホストと行う。リモートホストで peercast が動作しているか、ポートが空いているかの確認に使えます。
help コマンド一覧を表示。
log 新たに追加されるログを表示しつづけます。
notify 通知を行う。通知システムのテストに。
nslookup DNS名前引き。逆引きに。
pid プロセスIDの表示。
shutdown peercastプロセスの終了。
sleep 指定した秒数後にコマンドが終了します^^;
Windows版バイナリについて
Windows PC が壊れたので提供できません。
Full Changelog: v0.4.8...v0.4.9