独自のローマ字変換ルール設定ファイルを読み込むようにする

[mtgto]

#93 の第二弾。

~/Library/Containers/net.mtgto.inputmethod.macSKK/Data/Documents/Settings/kana-rule.conf にローマ字変換ルールを置くことで独自のローマ字かな変換ルールが使えるようになります。

Settingsフォルダをファイル監視しているため、macSKKが起動中にファイルを更新したら自動で読み込まれて以降のかな変換から利用されます。またファイルを削除したらデフォルトのルールに戻ります。

読み込めない行があった場合はログに出した上で読み込みを中断しデフォルトのルールを使用します。
(SKK辞書は読み込めない行があった場合は読み込み中断はせずその行だけスキップするという違いがあります)

現時点での実装の制限

現状の実装はだいぶ処理をさぼっているため、ローマ字変換ルールでカタカナや半角カナがひらがなと異なる文字を使用する場合、未確定入力中はカタカナでも半角カナでもひらがなのルールが使用されてします。

例えば a,あ,か,ｻ という設定で a を入力した場合はこうなります。

モード	頭に▽がある	結果	問題ある?
ひらがな	YES	▽あ	なし
ひらがな	NO	あ	なし
カタカナ	YES	▽ア	あり
カタカナ	NO	カ	なし
半角カナ	YES	▽ｱ	あり
半角カナ	NO	ｻ	なし

これは変換未確定の間は漢字の読みとして使用するひらがな表記でもっているため。
ちゃんとローマ字変換ルールの表記をもつようにすればいいんですが大工事になるのとひらがなとそれ以外で異なる表記を登録したい需要があまり高くなさそうなので将来のTODOに回すことにします。